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リハビリ病棟のリアル

リハビリテーションセンター(病棟)のリアル

リハビリ病棟は、骨や筋肉、脳・神経系による疾患で運動機能や精神障害によって日常生活に支障をきたした患者が対象となります。

ですので、失われた機能の回復を促したり、残存機能を最大限に引き出して社会復帰や家庭復帰を目標として治療や訓練を行います。主な疾患は脳血管障害、脊椎損傷、神経疾患、四肢の奇形・切断、骨や関節の異常、人工関節置換、慢性の腰痛など。患者の年齢層は高齢者が多くいますが、若年層からも幅広く入所しています。

業務は、医師の指導のもとで理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門スタッフが活躍しています。ですので、コメディカルスタッフとの連携(チーム医療)を実施しているのがリハビリ病棟です。看護師の仕事はベッドサイドでの牽引やギプス固定、教育指導ぐらいに見えますが、決して役割は小さくないです。チームの中で看護師は患者に接触する時間が最も長く、最も理解しています。それだけに他職種とのカンファレンスでリハビリ計画について話し合う際、中心的な役割を果たすのです。

リハビリ病棟の看護師には、計画性や責任感、統率力、目標管理、情報の収集・処理の能力など、チームリーダー的なスキルの向上が求められるでしょう。

<勉強すること>

脳外科・整形外科を中心とする疾患、牽引やギプス固定

<管理・処置>

リハビリ、ADLの向上
医師、理学療法士、作業療法士などコメディカルスタッフとのチームワーク
家族との関わりも大切で、一緒に患者のやる気を引き出すメンタル面の取り組み

公開日:
最終更新日:2015/03/29