脳神経外科のリアル
脳神経外科の看護
脳・中枢神経系、脊髄神経系の治療をする病棟です。
主な疾患は、脳出血、脳梗塞、くも膜化出血、脳動脈瘤などの脳血管障害や認知障害、脳腫瘍、神経系疾患です。
患者は高齢層が多いですが、急に突然くも膜化出血や脳梗塞などで倒れる若い層もいます。
急性期は、急変や重篤な状況となる患者も多く、意識レベル低下や麻痺などの観察も必要になります。手術後、意識が回復しても障害によって言葉によるコミュニケーションに支障をきたすケースもよくあります。
急性期を脱出すると回復期に入るので、理学療法士や作業療法士などと一緒にリハビリを行い社会復帰を目指していきます。
脳神経外科の病棟は手術が中心となる急性期病棟と、リハビリに時間をかける回復期病棟の2つをあわせもっているので、幅広く学べる病棟となります。
<勉強すること>
意識レベル評価、麻痺レベル評価、薬物療法、瞳孔観察、リハビリテーション
<検査>
頭部CT、MRI、X線撮影、脳波、ABR、アンギオグラフィー(脳血管撮影)
<管理>
術前術後のケア、早期のリハビリ、高血圧、感染予防
公開日:
最終更新日:2014/05/10