手術室のリアル
手術室の看護
手術室には手術室専属の看護師が交代で常駐しています。夜間は、オンコールなどもある病院もあります。
手術室看護師は手術の準備を整えたり、患者をそれぞれの診療科病棟から申し送りを受けたり、手術中は器具の受け渡し(機械出し看護師)や消毒や減菌処理、医療機器の準備や操作、心電図や血圧や呼吸などのモニターの監視(外回り看護師)といった執刀医や麻酔医をサポートする仕事を行います。手術終了後は患者の状態を監視しながら麻酔からの覚醒を援助し、各診療科の病棟看護師に申し送りを行って引き渡します。
手術室の看護師は外科系のあらゆる疾患の手術を経験できるので、救急外来や集中治療室(ICU)と同じように、観察と病態理解を中心とする急性期看護の要素が含まれます。更に、手術の専門性を磨いていく事が大切になります。
手術室看護師は一般病棟とは違い、麻酔のかかった状態の患者と関わるので新卒ではなく外科系の急性期病棟をある程度経験した看護師が配属される場合が多くなります。
認定看護師制度に「手術看護」もあるので、専門性がとても高い分野になります。
<勉強すること>
疾患についての解剖学、医療機器の名前・使用法、麻酔の管理、バイタルサインやモニター
<管理・介助>
手術介助(器械出し、外まわり)、手術器材、ME機器の管理
公開日:
最終更新日:2015/03/30