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人工呼吸器のCPAP管理

人工呼吸器CPAPの看護

CPAP(continuous positive airway pressure)はシーパップとも読みます

自発呼吸にPEEPをかけた換気

 

CPAPとは

・自発呼吸が大前提

・自発呼吸の気道に、吸気時と呼気時にも一定の陽圧(PEEP)をかけておく方法

・自然呼吸下でPEEPの効果を期待したい時に用いる

 

CPAPの実際

(設定)

・自発呼吸が必要なので、トリガー感度を設定する

・圧(PEEPの値)を設定する

(特徴)

・CPAPは、換気の補助はなく積極的に肺を膨らまそうとしない(最も生理的)

・自発呼吸による換気量がほぼ100%を占める

・負荷するPEEPレベルに比例して肺が大きく膨らみ、酸素化が改善する

・ウィーニングの最終段階の換気モード

 

CPAPの注意点・観察ポイント

・最も自然な換気方法なので、胸郭内圧の上昇が比較的小さいため、循環抑制が軽減される

・ファイティングが起こりにくい

・換気量は保証されていないので、換気量(一回換気量と換気回数)の観察が大切

・気道内圧の振れが小さく、なるべく一定になる。吸気時の圧低下が大きい場合、呼吸困難が強くなる。

・BiPAP(マスク換気)などで行う方式はCPAP、CPAP+PSが多い

公開日:
最終更新日:2015/03/29